JAIA、輸入電動車普及促進イベントを開催 【2022】

海外電気自動車が集結、12ブランドがEVやPHVを展示

会員登録(無料)でより詳しい情報を
ご覧いただけます →コチラ


中川和昌
今から始める2035年~輸入電動車普及促進イベント

日本自動車輸入組合(JAIA)は6月30日に、大阪市北区のグランフロント大阪で、海外メーカーの電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などを集めた普及促進イベントを開催した。6月10日、東京都千代田区の大手町三井ホールで開催した「今から始める2035年~輸入電動車普及促進イベント」に続く2回目で、カーボンニュートラルの実現へ向け、米テスラやドイツのBMW、メルセデス・ベンツなど、自動車では9社12ブランドが電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などを展示したほか、3社5ブランドから8台の2輪車のラインアップが展示され、充電関連事業者8社も出展し、最新のEV関係が一堂に会した。

海外メーカーのEVの知名度を向上

会場には乗用車やバス、二輪車など計25台が展示。1回の充電の走行距離650キロを誇る「BMWiX xDrive50」や、ベントレー・ベンティーガ・ハイブリッドなど、人気のスポーツ用多目的車(SUV)タイプなどが多く見られた。
 JAIAは海外メーカーのEVの知名度向上させようと、令和3年から輸入EVの普及促進イベントを開催しているが、さらに高めようとしている。
韓国のヒュンダイはEVのほか、1回の水素充塡(じゅうてん)で820キロ走行できる燃料電池車「NEXO(ネッソ)」を出展。中国のBYDは最大31人が乗車できる小型の電気バスを出展していた。
JAIAの情報では、、国内に導入されている海外メーカーのEVは、令和2年は20モデルだったが、4年6月時点では62モデルと3倍以上に増加。国内での購入者も徐々に増えており、海外メーカーのEVの新規登録台数は令和2年は3238台だったが、令和3年には8610台と約2・7倍に増加したという。

今後も電動車が普及すると確信している

冒頭の挨拶でJAIAのクリスチャン・ヴィードマン理事長は「外国メーカー車のシェアが10%を超える関西地域で初めてイベントを実施できたことを嬉しく思う」と述べるとともに、「会員各社のラインアップ拡充に加え充電環境も改善しており、今後も電動車が普及すると確信している」と、さらに「充電インフラの不足が課題だが、世界では設備拡充が広がっており、日本でも政府や自治体による補助金の拡充で支援がある」と、期待を示した。

9社12ブランドが電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などを展示

ちなみに今回の実際の出展車は、フォルクスワーゲングループジャパンは、アウディRS e-tron GT、e-tron 50 quattro S line、e-tronSportback55 quattro、ベントレーBENTAYGA HYBRID、BMWジャパンは、BMW iX、BMW iX3、BMW i4、メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツEQCとEQE、Stellantisジャパンは、CITROËN Ë-C4 SHINEとFIAT 500e OPEN、テスラモーターズジャパンは、Tesla Model Y、ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、JAGUAR E-PACE PHEV、 RANGE ROVER EVOQUE PHEV、ビーワイディージャパンのバスJ6は、屋外に展示してあった。