警察車両(パトカー)の歴史
新しい「機動力」の確保
第二次世界大戦後の混乱期の日本では
強盗や殺傷事件などの犯罪が多発していた。
これに対してGHQの公安課は、
日本の自治体警察に自動車による警ら活動を指示する。
1950年には日本で初めて警視庁にパトカーを配備。
新たな「機動力」は次第に全国に広がっていった。
日産の歴史1 第一期/1933-1959
ジャパン・オリジナルを求めた技術者集団の軌跡
1933年、日本の未来を信じる企業家、
鮎川義介が設立した「日産自動車」は、
日本に最適なジャパン・オリジナルの小型車を目標とした。
1935年ダットサンの量産1号車からはじまるそのこだわりは、
戦後海外メーカーとの技術提携を経て、
初代ブルーバードの成功へと結実する。
ホンダの歴史1 第一期/1946-1964
チャレンジ精神”と“夢を紡ぐ力”がすべての原点
現在の企業スローガンが、ホンダの本質を表している。
クルマや飛行機など、人間の行動半径を広げ、
生活を豊かにする機械に対して、
限りないロマンを抱き続けた
本田宗一郎の情熱の原点が、“夢の力”であり、
それはそのまま、ホンダを形成した。
栄光の第一歩をご紹介しよう。
クラウン デラックス
日本を代表する高級サルーンの誕生
初めてトヨペットの名を冠した小型車SA型から8年。
トヨタは高級セダン、トヨペット クラウンRS型を発売する。
トヨタの総力を傾け、
3年の歳月を費やして生まれた新型サルーンは、
当時の先端技術を存分に注入。
国産車の基準を大きく引き上げた名車は、
以来、高級車の代名詞となる。
プリンス・スカイライン(ALSI)
先進技術を投入したこだわりセダン
歴代スカイラインは、独自の個性を持つクルマだ。
この伝統は1957年4月に登場した初代モデルから変わらない。
高い技術レベルを誇った開発陣のこだわりは
従来にないタフさと快適性の融合。
初代モデルは、国産初のド・ディオン・アクスルを採用した足回りや
パワフルなエンジンで俊敏で快適な走りを実現し
伸びやかなスタイリングでユーザーを魅了した。
イタリアンデザインのパーソナルカーも話題を呼ぶ。
首都高速の歴史1 第一期/1959-1973
都心の交通戦争の解消を目指して
トラックや乗用車の普及によって
交通渋滞が発生し始めた1950年代後半の東京。
この問題は今後さらに深刻化することが予想され、
時の政府はその対策に乗り出す。
1959年には首都高速道路公団を設立。
都市部の高速道路網が計画されることとなった。