Renault Captur E-TECH HYBRID 【2022】
ヨーロッパで人気ナンバーワンのコンパクトSUVのハイブリッド
世界的に、多くのメーカーがSUVを送り出し、このところコンパクトSUVが多く登場して、その先駆的な役割を果たしたのがルノーである。2013年にコンパクトなBセグメントSUVとして登場したキャプチャーは、2019年までに世界で180万台以上を販売したコンパクトSUVで、フルモデルチェンジして、翌年の2020年にはヨーロッパで販売台数ナンバーワンとなり、日本へは2021年2月から導入された。
さらに、いま輸入車でもっとも低燃費なパワートレーンを自負するルノーのフルハイブリッドシステム「E-TECHハイブリッド」が、「アルカナ」と「ルーテシア」に続いてコンパクトSUVのキャプチャーも採用して、日本へ上陸し、9月1日から販売を開始、同じパワートレーンを搭載するE-TECHハイブリッドが3モデル、出揃った。
E-TECHハイブリッドは、メインモーターとHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)を搭載した2モーター式のハイブリッドシステムで、動力の伝達/遮断および変速には、ドッグクラッチを用いたエンジン側4段、メインモーター側2段のオートマチックトランスミッションを採用して、エンジンを停止してのモーター走行時に、エンジンで充電してモーターで走るシリーズハイブリッド走行、速度に対応してエンジンとモーターの両方を使用して走るパラレルハイブリッド走行、さらに高速巡航時は、エンジンのみの走行で、状況に対応してパワートレーンを使い分けている。
パワースペックは、1.6リッターエンジンを中心に、駆動や回生をおこなうメインモーターが、最高出力49PS、最大トルク205N・mを発生。主に発電やエンジン始動、ドグミッション変速時の回転合わせなどを行うサブモーターは、最高出力20PS、最大トルク50N・mを発生して250V、1.2kWhのリチウムイオン電池で構成され、さらに、最高出力94PS、最大トルク148N・mという1.6リッターエンジンが組み合わせられ、、ルーテシアではなくアルカナと共通のスペックとなっている。
こうしたシステムの採用によって、キャプチャーE-TECHハイブリッドは、これまでのガソリン車に対して、110kgほど車重が重いにもかかわらず、、燃費に関しては、約34%も向上して、22.8㎞/リッターを実現している。
さらに注目すべきは、で、アクティブクルーズコントロールやレーンセンタリングアシスト、360度カメラやオートヘッドライト、他にも多くの先進用予防安全システムを導入して、高い安全性をこれまで通り確保しているが、後退時に自車左右後方を警戒する予防安全装置「リアクロストラフィックアラート」や、10.2インチのデジタルインストゥルメントパネル(フル液晶メーター)の採用はガソリン車とは異なる。
今回試乗したのは、メーカーオプションとして設定された、レザーシートと運転席電動調整機能付レザーシートを装着するルノーキャプチャーE-TECH HYBRIDレザーパックで、コンパクトSUVでありながら、クラスを越えた質の高いインテリアが特徴的で、全長4230mm、全幅1795mm、全高1590mmのボディサイズによって、ルノーらしい魅力的で躍動感のあるエレガントなフレンチスタイルが魅力的で、相変わらず、室内スペースにもゆとりを感じさせる。
車重は同じE-TECHハイブリットのアルカナよりは40kgほど軽く、ルーテシアよりは110kgほど重いが、走り出してまず感じるのは、1.8~2.0リッターの自然吸気ガソリンエンジンを思わせる力強さで、登坂や高速道路でもアクセルを踏み込んだ瞬間に、コンパクトなSUVとは思えないほどパワフルで洗練された加速感を堪能できる。
言うまでもなく、魅力的なのは、いかにもルノーらしいしなやかな乗り心地とスポーティなハンドリングとの組み合わせで、あらゆるシチュエーションで、NHVも良く抑えられ、もちろん室内の快適性と合わせて満足感の高い走りを楽しませてくれる。言うまでもなく、オリジナルのキャプチャーの多くを継承しながら、E-TECHハイブリッドとして、特徴が際立っている。
ガソリン仕様との異なる運転席の感覚も、魅力的です。インパネの感覚は、実際にはE-TECHロゴ以外にも10.2インチに拡大された液晶メーターやシフトレバーの「B」レンジ、そしてステアリングパドルが省かれる点など、E-TECH専用である点が特徴的である。さらに、日産、三菱との3社アライアンスの上で開発されたCMF-Bプラットフォームの出来の良さもそのまま継承している。ガソリンタンクではなく、リチウムイオンバッテリーを搭載しても、クルマの挙動はしっかりしていてスポーティな走行性を堪能できる。軽量化と高剛性がバランスしているといったフィーリングだ。ステアリングもスムーズかつ滑らかで、爽快なコーナリングを感じさせてくれる。さらに付け加えるなら、キャプチャーは、SUVといった感覚よりもルノーらしいハッチバック的な走行性が際立つ。個人的には、もともと優れたコンパクトSUVであることをキャプチャーに対して高く評価してきたが、E-TECHハイブリッドは、多くの点で、それを越えていることを理解できた。
ガソリン仕様との異なる運転席の感覚も、魅力的です。インパネの感覚は、実際にはE-TECHロゴ以外にも10.2インチに拡大された液晶メーターやシフトレバーの「B」レンジ、そしてステアリングパドルが省かれる点など、E-TECH専用である点が特徴的である。さらに、日産、三菱との3社アライアンスの上で開発されたCMF-Bプラットフォームの出来の良さもそのまま継承している。ガソリンタンクではなく、リチウムイオンバッテリーを搭載しても、クルマの挙動はしっかりしていてスポーティな走行性を堪能できる。軽量化と高剛性がバランスしているといったフィーリングだ。ステアリングもスムーズかつ滑らかで、爽快なコーナリングを感じさせてくれる。さらに付け加えるなら、キャプチャーは、SUVといった感覚よりもルノーらしいハッチバック的な走行性が際立つ。個人的には、もともと優れたコンパクトSUVであることをキャプチャーに対して高く評価してきたが、E-TECHハイブリッドは、多くの点で、それを越えていることを理解できた。