ビスタ 【1994,1995,1996,1997,1998】

パッケージングを磨いたFFミドルクラス



4代目もセダンとHTで構成。ホイールベース50mm延長

 1994年7月にデビューした4代目ビスタは、従来同様、セダンとハードトップの2ボディを用意。このモデルでも広い室内が自慢となっていた。
 ハードトップのエクステリアから見ていこう。スリーサイズは、全長4650×全幅1695×全高1390mm。ホイールベースは2650mmである。先代に比べると、全長は20mmの延長にとどめながら、ホイールベースは50mmストレッチされた。

 フロントマスクは小型グリルが特徴。ボンネットフードはバンパーのすぐ上の部分まであり、ボンネットとグリルが一体のパネルで作られていた。ボディタイプはセンターピラーが存在するピラードハードトップ。

セダンは落ち着いた印象を追求

 セダンのボディサイズは、全長4625×全幅1695×全高1410mm。ハードトップに比べて全長が25mm短く、全高は20mm高い。ホイールベースは2650mmで、ハードトップと共通する。フロントグリルは大型デザインで、堂々としたルックス。セダンもボンネットフードと一体グリルになっていた。ドアは堅牢な作りのプレスドア。ハードトップよりセダンのほうがボディーの厚みがある分、骨太な印象のエクステリアに仕立てられた。

 室内寸法は、ハードトップが室内長1990mm×室内幅1450mm×室内高1160mm。セダンは1990mm×1450mm×1175mm。全高の高いセダンが室内高でもアドバンテージを持っていた。当時のマークIIの室内寸法は、1990mm×1475mm×1155mm。3ナンバーボディの優位性で室内幅こそマークIIに軍配が挙がるが、室内長は同値で、室内高ではビスタが勝るスペックとなっていた。

ガソリンはすべてハイメカツインカム仕様

 搭載エンジンは先代からのキャリーオーバーで、2種類(2リッターと1.8リッター)のハイメカツインカムと、1種類のディーゼルエンジンを設定した。

 2リッターユニットは、1998cc直列4気筒DOHC16V(3S-FE型)で、最高出力は140ps/6000rpm、最大トルクは19.0kg-m/4400rpm。4WD仕様では出力135ps、トルク18.5kg-mとなる。1.8リッターユニットは、1838cc直列4気筒DOHC16V(4S-FE型)で、最高出力は125ps/6000rpm、最大トルクは16.5kg-m/4600rpmを発生した。

 燃費性能を重視したディーゼルユニットは、2184cc直列4気筒SOHCディーゼルターボ(3C-T型)で、91ps/4000rpm、19.6kg-m/2200rpmのスペックだった。

バリエーション充実。4WDモデルや4WSモデルを設定

 4代目ビスタは、豊富なバリエーション展開も特徴のひとつとなっていた。ハードトップでは、2リッターには4WDも含めて5グレード、1.8リッターに3グレード、2.2ディーゼルに2グレードの計10グレードを用意。セダンでは、2リッターに2グレード(4WD含む)、1.8リッターに1グレード、2.2ディーゼルに1グレードの計4グレードを用意した。

 トランスミッションは4速ATをメインに一部グレードでは5速MTをラインアップし、また最上級グレード(2リッター)には4WS装着モデルも用意した。結果、全ラインアップは26タイプとワイドだった。

 4代目カムリは、扱い易い5ナンバーボディーに広いキャビンを創出し、使い勝手のいいパワーユニットを搭載。4ドアとしての基本性能を磨き込み、完成度の高さが魅力のモデルとなっていた。