セリカ・リフトバック
LBの名を冠した新世代スペシャルティ
クルマでのレジャーが広まり始めた1970年代初頭、
ユーザーはスポーティなクルマにも
ユーティリティ性能を求めるようになる。
トヨタ自工はスペシャルティカーのセリカに
積載性を重視したモデルを設定。
リフトバック(LB)の名で市場に送り出した。
トヨペット・コロナ・ハードトップ1900SL
HTに蘇ったスポーティな走り
人気モデルとなったアローラインの
後を受けてデビューした4代目コロナ。
1.5リッター、そして1.6リッターエンジンを
4ドアセダンのボディーに搭載して登場した。
そのデビューから半年、コロナにとって2世代目となる
ハードトップ(HT)モデルが誕生。
このHTのトップモデルが、スポーティな1900SLである。
クラウン デラックス
日本を代表する高級サルーンの誕生
初めてトヨペットの名を冠した小型車SA型から8年。
トヨタは高級セダン、トヨペット クラウンRS型を発売する。
トヨタの総力を傾け、
3年の歳月を費やして生まれた新型サルーンは、
当時の先端技術を存分に注入。
国産車の基準を大きく引き上げた名車は、
以来、高級車の代名詞となる。
セリカ2000GT-R
“流面形”スタイルを採用した4代目
スペシャルティカーというカテゴリーを
日本で確立したセリカは、
1980年代中盤に入って大変身を遂げ、
駆動方式にFWDを採用するようになる。
同時にスタイリングも一新し、
流面形を名乗る空力ボディを導入した。
トヨタの歴史3 第三期/1973-1983
排ガス規制の克服と車種設定の拡充
さまざまな技術革新で排出ガス規制を
乗り切ったトヨタ自動車工業は、
1970年代末になるとクルマの高性能化に着手し始める。
さらに生産工場や販売ディーラーの拡大も実施。
日本No.1自動車メーカーとしての地位を
確固たるものにしていく──。
トヨタの歴史2 第二期/1958-1972
日本No.1メーカーへの成長と足固め
オリジナル乗用車のクラウンやコロナなど、
積極的に新型車を発売した1950年代半ばのトヨタは、
来るべき1960年代に向けて小型車の開発に乗り出す。
さらに自社の技術力を世界にアピールする
スポーツカーの製作にも意欲を見せ始めた――。