クラウン デラックス
日本を代表する高級サルーンの誕生
初めてトヨペットの名を冠した小型車SA型から8年。
トヨタは高級セダン、トヨペット クラウンRS型を発売する。
トヨタの総力を傾け、
3年の歳月を費やして生まれた新型サルーンは、
当時の先端技術を存分に注入。
国産車の基準を大きく引き上げた名車は、
以来、高級車の代名詞となる。
コンパーノ・スパイダー
小粋なイタリアン調オープン
ダイハツは、1961年の全日本自動車ショーに
2ドアセダンを出展し、乗用車への進出を明らかにする。
これは市販に結びつかなかったが、
1964年に、ついに「ダイハツ乗用車第一号」となる
コンパーノ・ベルリーナを発売する。
このコンパーノをベースに生まれたのが
4人乗りの「スパイダー」。
ヴィニアーレによる美しいデザインを
踏襲してのデビューだった。
スズライト・フロンテ360
スズキ初の量産軽乗用車の誕生
1955年、スズキ初の4輪モデル、
スズライトSFが誕生。
スバル360が登場する3年前、
国民車構想の発表と同年のことだ。
セダン、バン、ピックアップでのデビューだったが、
やがてバンのみに。
乗用モデルが再び登場したのは1962年。
スズキは、このフロンテ360で、乗用車を復活させたのだ。
フェアレディ1600
シルビアの心臓を積み、走りを磨いたSP311
1962年10月、フェアレディの名が
初めて国内で使われた
フェアレディ1500(SP310)が登場する。
その発売から約2年半あまり、
フェアレディは1600ccユニットを搭載するなど、
大きな変更を受ける。
165km/hのトップスピードを誇ったSP311の誕生である。