三菱の歴史3 第三期/1977-1986
国内No.3の自動車メーカーへと躍進
軽自動車からハイオーナーカーまでを手掛ける
フルラインメーカーに発展した三菱自動車は、
1970年代後半に入ると、さらなる販売網の拡大と
車種ラインナップの充実を図っていく。
クルマ自体もいっそう個性的になり、
とくにRVの分野では先陣を切るメーカーとなった。
三菱の歴史2 第二期/1963-1976
フルラインメーカーへの足固め
三菱500やコルト600、ミニカなどの開発で、
自動車市場への進出を果たした旧三菱系3社は、
1964年に三菱重工業として再び集結し、
さらなる車種ラインナップの拡大を図る。
1970年には三菱重工業から自動車部門が独立。
三菱自動車工業として活動することになった。
セリカ2000GT-R
“流面形”スタイルを採用した4代目
スペシャルティカーというカテゴリーを
日本で確立したセリカは、
1980年代中盤に入って大変身を遂げ、
駆動方式にFWDを採用するようになる。
同時にスタイリングも一新し、
流面形を名乗る空力ボディを導入した。
フェアレディZ432
鮮烈な速さを印象づけた生粋サラブレッド
最強のフェアレディZ、それが“432”だ。
レーシングフィールドから生まれた珠玉の
S20型DOHC24Vユニットを搭載し,
210km/hのトップスピードをマークしたトップアスリートである。
432のネーミングは“4バルブ、3キャブ、ツインカム”に由来し、
高度なメカニズムをストレートにアピールしていた。
世界のスポーツカーシーンを変革した初代Z-CARの頂点。
しかし、その生涯は意外なほど短命だった。