三菱の歴史2 第二期/1963-1976
フルラインメーカーへの足固め
三菱500やコルト600、ミニカなどの開発で、
自動車市場への進出を果たした旧三菱系3社は、
1964年に三菱重工業として再び集結し、
さらなる車種ラインナップの拡大を図る。
1970年には三菱重工業から自動車部門が独立。
三菱自動車工業として活動することになった。
道路標識の歴史1
モータリゼーションの発展と共に変化
交通規制や目的地への案内など、
さまざまな情報を表示する道路標識。
モータリゼーションの発展と共に
変化してきたこの標識は、
だれもが見やすく、
理解しやすい表示を目指してきた。
その変遷をたどっていこう。
トラック&バスの歴史1
陸軍と関東大震災がもたらした発展
生活をサポートするトラックとバス。
この重要性を早くから認知していたのは
陸軍と資産家たちだった。
彼らは積極的に国産技術の発展をサポートし、
独自モデルの開発を促進させた。
そして悲劇の関東大震災。
困難は技術発展のきっかけだが、
震災復興にトラックとバスは重要な役割を果たし
人々の生活に欠かせないものとなった。
スバルの歴史3 第三期/1976-1986
4WDメーカーとしての隆盛
排出ガス対応技術のSEEC-Tや4WD機構の開発で
市場から高い評価を得た富士重工業は、
70年代後半に入ると主力車種の拡充に注力し始める。
レオーネは水平対向エンジンと4WDを強調。
レックスは居住性と走行性能を磨いていく。
80年代半ばには車種展開の拡大も実施した。
特殊車両の歴史1 第一期/1930-1960
「働くクルマ」の普及
国土のインフラを効率的に整備するうえで
必要不可欠なのが工事現場に従事するクルマ、
いわゆる特殊車両である。
日本では時の政府の富国政策のもとに
1930年代から本格的に使用され始めた。
世界屈指の建機メーカーであるコマツの歴史から
日本の特殊車両の変遷を振り返っていこう。
トヨタの歴史3 第三期/1973-1983
排ガス規制の克服と車種設定の拡充
さまざまな技術革新で排出ガス規制を
乗り切ったトヨタ自動車工業は、
1970年代末になるとクルマの高性能化に着手し始める。
さらに生産工場や販売ディーラーの拡大も実施。
日本No.1自動車メーカーとしての地位を
確固たるものにしていく──。
トヨタの歴史2 第二期/1958-1972
日本No.1メーカーへの成長と足固め
オリジナル乗用車のクラウンやコロナなど、
積極的に新型車を発売した1950年代半ばのトヨタは、
来るべき1960年代に向けて小型車の開発に乗り出す。
さらに自社の技術力を世界にアピールする
スポーツカーの製作にも意欲を見せ始めた――。
トヨタの歴史1 第一期/1930-1957
栄光のトヨタ、苦闘の青春時代
トヨタの歴史は1930年、
豊田喜一郎が小型エンジンの開発をスタートしたときからスタートする。
1933年、豊田自動織機製作所に自動車部を設置。
混乱の戦時を経て、1955年には純国産の乗用車である
「トヨペット・クラウン」が誕生。
トヨタは日本を代表する自動車メーカーとして躍進をはじめる。
ダイハツの歴史2 第ニ期/1968-1977
新たな経営戦略と車種展開の拡大
中堅メーカーが経営基盤の強化を
模索していた1960年代後半、
コンパクトカー・メーカーのダイハツ工業は
資本強化のためにトヨタと業務提携する。
1970年代に入ると月販3万台の実現に向けて、
車種ラインアップと工場の拡大に驀進した。
ホンダの歴史3 第三期/1976-1984
自動車総合メーカーへの躍進
シビックの成功で勢いを増したホンダは、
1970年代中盤から1980年代前半にかけて
車種ラインアップの大幅な拡大を実施する。
同時に新しいディーラー網も構築。
海外ではアメリカに4輪車工場を建設し、
欧州メーカーとの提携も実現した。