プリンス・スカイライン(ALSI)
先進技術を投入したこだわりセダン
歴代スカイラインは、独自の個性を持つクルマだ。
この伝統は1957年4月に登場した初代モデルから変わらない。
高い技術レベルを誇った開発陣のこだわりは
従来にないタフさと快適性の融合。
初代モデルは、国産初のド・ディオン・アクスルを採用した足回りや
パワフルなエンジンで俊敏で快適な走りを実現し
伸びやかなスタイリングでユーザーを魅了した。
イタリアンデザインのパーソナルカーも話題を呼ぶ。
スカイライン2000GT
スポーツカーの速さを持った“初代赤バッジ”
スカイライン2000GTを生みだしたもの、
それは誇り高いプリンス技術陣の悔しい思いだった。
1963年の第一回日本グランプリでプリンスは
メーカー間の紳士協定を忠実に守り
市販状態そのままのクルマで参戦。惨敗を喫する。
自らの技術力に対し絶対的な自信を持っていたプリンスにとって
敗北は受け入れることのできない屈辱だった。
第二回日本グランプリでは絶対に優勝する!
その強い意思が奇跡を生み、スカイライン神話を樹立する。
日産の歴史2 第二期/1960-1972
乗用車とスポーツカーでの躍進した黄金期
ダットサン・ブルーバードのヒットや
中型乗用車のセドリックのデビューなどで、
快進撃を続ける1960年代の日産自動車。
1966年にはプリンス自動車を合併して、
車種展開の拡大と新技術の導入を図る。
モータースポーツにも積極的に参戦した。