スズキ
1990年代

カプチーノ

本格設計のマイクロFRオープン
カプチーノはスズキ技術陣の夢が結実したスポーツカー。 1989年の東京モーターショーで喝采を受けた プロトタイプの市販化で、駆動方式は本格的なFR。 フルオープン、タルガトップ、Tバールーフ、クーペのスタイルが選べる 4ウェイオープン方式の採用が話題だった。 コンパクトな軽自動車規格の中に 楽しさを凝縮したカプチーノは、多くのマニアを虜にする。
ホンダ
1980年代

プレリュード

誰もが憧れたスペシャルティカー代表
先駆モデルを象徴する“前奏曲”の車名を纏った ホンダ製スペシャルティカーのプレリュードは、 1982年11月に全面改良を行って2代目に移行する。 “FFスーパーボルテージ”というキャッチを冠し、 ワイド&ローのスポーティかつ瀟洒なスタイルと 先進メカニズムをフルに盛り込んだ第2世代は、 若者層を中心に幅広いユーザーから熱い支持を獲得。 総生産台数60万台以上の大ヒット作に発展した。
トヨタ
1980年代

カローラFX

欧州を意識した2BOXスポーツカローラ
FRの駆動方式にこだわっていたトヨタ自工は、 1980年代に入ると大衆車を次々とFFに変更していく。 1983年5月には屋台骨を支えるカローラが、 シリーズ史上で初めてFF方式を採用。 その約1年5カ月後には、FFの特性を生かした 2BOXのカローラが市場デビューを果たす。
トヨタ
1980年代

スプリンター・カリブ

マルチパーパスワゴンの意欲作
1970年代から本格的に浸透し始めた 日本でのアウトドアブームは、 移動手段の核となるクルマの特性にも影響し、 一部のユーザーからは荷物の積載性や 不整地の走破力などが重視されるようになる。 その対応策として、トヨタは新しい多目的車を開発した。
トヨタ
1980年代

セリカ カムリ

都市型スポーティセダンの登場
度重なる排出ガス規制を乗り切った1980年代初頭、 トヨタ自工は本格的に車種展開の拡充に着手し始める。 その手法は同一コンポーネントを使って 内外装を化粧直ししたモデルの開発だった。 1980年1月には4ドアのカリーナのメカを流用した スポーティセダンがカローラ店から販売される。
トヨタ
1970年代

セリカ・リフトバック

LBの名を冠した新世代スペシャルティ
クルマでのレジャーが広まり始めた1970年代初頭、 ユーザーはスポーティなクルマにも ユーティリティ性能を求めるようになる。 トヨタ自工はスペシャルティカーのセリカに 積載性を重視したモデルを設定。 リフトバック(LB)の名で市場に送り出した。
トヨタ
1970年代
1980年代

カリーナ

高い走行性能を備えた実用モデル
セリカの主要コンポーネンツを用いて、 4ドアセダンも用意するなど、 実用性も重視してデビューしたカリーナ。 2代目もそのポジショニングは変わらず、 4ドアを中心に存在感を示した。 とくにファミリーを持ちながら 走りも求めるユーザーへのアピール度は、極めて高かった。
トヨタ
1970年代

トヨペット・コロナ・ハードトップ1900SL

HTに蘇ったスポーティな走り
人気モデルとなったアローラインの 後を受けてデビューした4代目コロナ。 1.5リッター、そして1.6リッターエンジンを 4ドアセダンのボディーに搭載して登場した。 そのデビューから半年、コロナにとって2世代目となる ハードトップ(HT)モデルが誕生。 このHTのトップモデルが、スポーティな1900SLである。
トヨタ
1960年代

パブリカ

実用性と高性能を兼備した「大衆車」の誕生
1960年、第7回全日本自動車ショーで お披露目となった新型車には、まだ名はなく 「トヨタ大衆車」として発表された。 6年の歳月を費やして生まれた、このUP10型は、 「これ以下ではムリ、これ以上はムダ」 というコピーが示すとおり、 質実剛健かつシンプルなベーシックカーとして誕生する。
トヨタ
1950年代
1960年代

トヨペット コロナ

トヨタの基盤を築いた名車の出発点
乗用車として人気を得たクラウン、 そしてタクシー用のマスター、 この2台の長所を組み合わせ、小型車に仕立てたコロナ。 燃費に優れた33psユニットや、 新メカニズムのビルトインフレームを採用。 ライバルのダットサンに対抗するために急きょ開発され、 使いやすい経済車をうたって登場したが、道は険しかった。